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子どもを連れて食事に行く時、子育て世帯なら誰もが一度は感じた事のある悩み。
「店内で騒いでしまったらどうしよう」「たまにはゆっくり食事がしたいな」
子どもとお出掛けができて嬉しい反面、周りの目を気にして疲れてしまう方もいるかもしれません。
今回は、そんなお悩みに寄り添おうと活動されている「子育てカフェcocotomo」の
ワーママyuさんと保育士maさんにお話を伺いました。
「子育てカフェcocotomo」は、2023年5月山形市近郊にオープン予定の子育てカフェです。
お二人はインスタグラムやツイッターを中心に子育て世帯に寄り添うあたたかい想いや
お店オープンまでの道のりを発信されておられます。
ワーママyuさんが子育てカフェを作りたいと思ったきっかけ
横浜で仕事をしながら、3児の子育てをされているワーママyuさん。
上のお子様が2歳の時、双子の出産をご経験されました。
想像以上に大変な子育てを、周りのママ友や助産師さん、ヘルパーさんに支えられ乗り越えたそうです。
育児をしていく上でyuさんが感じた想い…
- もっと気軽に誰かに頼れないだろうか
- お互いが助け合える世の中になればいいな
- 育児の孤独感を解消できる憩いの場を作りたい
ご自身が体験した「見守り付きカフェ」に感動し、故郷山形でやりたい!
とmaさんに声を掛けたのがきっかけでした。
保育士maさんが子育てカフェを作りたいと思ったきっかけ
幼少期から追い続けた夢を叶え、地元山形で保育士として長年ご活躍されているmaさん。
maさんが以前から巡らせていた想い…
- もっと子どもたち1人1人と向き合いたい
- 保育を通してみんなが心地よい場所を作れたらいいな
- 自分の時間を楽しむことで子どもとまた向き合う活力が生まれる
このようなお二人の想いから、「子育て世帯に寄り添うカフェを作りたい」と思うきっかけに繋がりました。
山形県出身のお二人は高校の仲良し同級生だったそうです。
卒業後、それぞれ違う道に進み社会人となりmaさんは保育士に、yuさんは3児の子育て
を経験される中で、それぞれが自分の将来を考えるように。
yuさん・maさん、離れていても目指す夢はともに同じでした。
>cocotomoさんのご活動はこちらのURLからご覧頂けます
店名に込められたお二人の想い「ここへきてともに始めよう」
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cocotomoさんのInstagramより
お店の名前「cocotomo」は、孤立した孤育てにならないように
「cocotomoにきてともに子育てをしていこう」という想いから、保育士maさんが名付けたそうです。
『自分は一人じゃないと安心できる居場所となること、さらにいろんな人から刺激をもらい
関わりを深めたり何かチャレンジしてみようと思えるようなきっかけの場所を目指しています。
またスタッフや関わる人たちみんなが自分の知識や経験を必要としている方々に貢献できる
という社会での存在意義も確立できます。
cocotomoもみんなでともに作りながら地域に定着していきたいと思っています。』と教えてくださいました。
辛い時も嬉しい時も、常に寄り添いたいというお二人のあたたかい想いが感じられます。
>cocotomoさんのInstagramはこちらからご覧いただけます
お二人に聞いた 保育士が駐在する子育てカフェの魅力とは?
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マルシェで見守り活動をされるcocotomoスタッフさんのご様子
「保育士が駐在する」という新しいスタイルの子育てカフェ、その魅力をお二人にお聞きしました。
『一番のおすすめは他にない見守り付きのランチです。育児をしていると蔑ろになってしまう
自分の食事を子どもを家族に預けて気にしながら食事するのではなく、
子連れで来店していただき罪悪感なくゆっくりと過ごしてもらえるようにしたいと考えています。
保育士や助産師への相談窓口としても気軽に来られるカフェで悩み解消していただき、
楽しい育児が出来るお手伝いをしたいと思っています。』
cocotomoスタッフさんの中には現役の助産師さんや理学療法士の資格をお持ちの方、
子育て経験が豊富な方々がおられます。
辛い時、気軽に相談できる心の拠り所があるのはとても安心ですよね。
この他にも、体に優しいカフェメニューや参加型のイベントを考えておられるそうです。
2023年5月(予定)のオープンがとても待ち遠しいですね。
3児の母・保育のプロに聞いた 育児や保育を通して想うこと
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マルシェで見守り活動をされるcocotomoスタッフさんのご様子
3児の母・保育のプロとして、育児や保育を通して感じたことをお聞きしました。
『少子化で子どもを生むことを奨励されている世の中にもかかわらず
実労働を強いられている母親の負担は一向に減っていかないと感じます。
出産育児に関する社会の理解がまだまだ乏しいことがとても残念です。
また育児をすると社会から切り離されたような孤独感を日本では感じます。』
せめて経験者たちがお互いにメリットを感じながら支えていける仕組みが作れたら、と心強い言葉をいただきました。
お二人が目指す“子どもと観光しやすい県としてのブランド確立”
山形県は美しい自然に恵まれており、名産品が多く食の宝庫です。
また、四季を通じて楽しむことができる魅力的な観光スポットも数多くあります。
そこで、お二人が目指す今後の展望をお聞きしました。
『現在、横浜市戸塚にある子育てカフェ こまちカフェさんの伴走支援をいただき、居場所つくりを進めています。
まだまだ立ち上げの段階なのでお世話になる部分が多いのですが、いつかはコラボ企画などを立ち上げて
横浜の子連れ家族を山形に呼んで観光してもらったり、山形の子連れ家族を横浜に連れて行ったり
出来たら楽しいななんて考えています。
また山形の観光産業を盛り上げるためにも、是非子連れ旅行しやすい県としてのブランドを確立
出来たら素敵だなと思っています。
山形県も少子高齢化が進んでいますが、だからこそ県外にアピールをして他の所にはない
独自のブランド力を出せると思います。』
自身の活動で地域活性化にも繋げたいというお二人の熱い思いが伝わります。
誰かに頼ることに罪悪感や不甲斐なさを感じないで
子どものお世話は自分がやらなければ。
子供のために、家族のために、完璧なママでいなくては。
誰かに頼るのは申し訳ないと、いつの間にか自分を苦しめていませんか。
子どもはママの明るい笑顔が大好きです。
一人で頑張り過ぎず、辛いときこそプロに頼ってみませんか。
最後になりましたが、ワーママyuさんから育児中の方にメッセージをいただきました。
『初めての育児は1 人で家にいるのが不安でどう過ごしていいかわかりませんでした。
対価や評価してもらえるわけではないので、ただただ消費していく自分に価値がないような気がして苦しい思いをしました。
少し上手くいかないことがあると自分は母親に向いていないのでは子供がかわいそうだと思った時期もありました。
でもそう思うのはあなただけではありません。
自分が世の中から閉ざされたような気持ちに陥った時に救ってくれたのはママ友や助産師さんたちでした。
ママ友を作れというわけではなく、1 人でやるのが当たり前になってしまっている
世の中の子育てのイメージに囚われて誰かに頼ることに罪悪感や不甲斐なさを感じないでください。
みんなで助け合いながら育児を楽しめるようにしていきたいです。』
山形ベビカフェも、子育てを頑張っている方の心に寄り添えるような存在でありたいと願うばかりです。
山形ベビカフェでは、楽しい時も辛い時も育児生活に寄り添ってくれる方を紹介しています。
ぜひ取り上げてほしい!という方がいましたら、お問い合わせから教えてくださいね。
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